地形のパノラマを楽しむ!

沖縄の断崖絶壁の海岸線は、風光明媚な観光地として人気が高いが、水中には同じようなシーンがいくつもある。
そんな地形のパノラマを360度楽しめるのは、無重力状態で遊べるダイバーだけの特権だ。

沖縄の断崖絶壁の海岸線

陸上の断崖絶壁はそのまま水中にも続き、迫力ある地形が楽しめる

潮通しのよい外洋では、巨大根が折り重なり、削られ、まるでグランドキャニオンのよう。
陸上ではただ見上げるしかないグランドキャニオンも、水中なら空を飛びように見下ろすこともできれば、地形の隙間に侵入して遊びこともできるのだ。

また、外洋の水面上にそびえ立つ巨大根は、たいてい大物の出現率の高い“ビッグスポット”となっていて、どのダイビングエリアでも人気が高い。
特に、大物好きやドリフトダイビング好きには憧れのスポットだ。

久米島屈指の豪快スポット「トンバラ」。水面上に見えているのは巨岩の一部

「トンバラ」の地形の本体はむしろ水中に隠れている

巨大根は大物交差点。見上げれば回遊魚がガンガン行き交う

また、あまりにも規則的な地形は、かつて陸が海に沈んだ歴史があることから、「ひょっとして、昔の人間の手によるものか?」と思わせる。

その究極が、与那国島の海底遺跡。 巨大な神殿のような一枚岩には、人工的に切り出したような跡や、人がちょうど歩くことができそうな通路状の隙間、階段状の壁、柱が立っていたと思わせる穴など、人の手が加えられたような形状のため、遺跡だとする研究者もいるほど。
その真偽は定かではいが、そんなロマンを感じられるのも地形ダイビングの楽しみだ。
ダイバーなら、ぜひ、その目で確かめてみよう!
バリエーション豊富な沖縄の地形 沖縄の海岸線には、断崖絶壁だけでなく、白砂ビーチから岩場まで、さまざまな景色であるように、海中の地形もバリエーション豊富。
巨大根だけでなく、浅場のサンゴから、砂地、内湾、ケーブなどなど、地形によって、生物も違えば景色も違い、海の表情はさまざまなのだ。

沖縄の水中には、不思議な形をした地形スポットがいっぱい

浅瀬に広がる純白の砂地とサンゴ礁は、絵にかいたような南国の世界

海底鍾乳洞も見られる沖縄の海は、そこが昔、陸上であった証でもある

ドロップオフは大物や魚群の宝庫

沖縄の外洋の海には、巨大根がそびえ立つ迫力あるボートスポットがいっぱい。
根の上をリーフから水底に向かって、垂直に近い形で落ちている場所はドロップオフと呼ばれ、潮通しがよく、透明度の高い沖縄のドロップオフ沿いは、まるで空を飛んでいる気分を味わえる。

ドロップオフは、大物や魚群の宝庫だ。
ドロップオフやリーフトップは潮通しがよく、バラクーダが渦巻き、イソマグロが弾丸のように行き交う迫力あるシーンを楽しめる。

ドロップオフで群れるカマスの大群

リーフトップを見上げれば、丸太のようなイソマグロが悠々と泳いでいる

回遊魚ウオッチングの特等席は、ドロップオフの際のリーフトップ。
しっかり着底し、目の前で繰り広げられる銀鱗劇場を心ゆくまで楽しもう。 (回遊魚ポイントは、吐いたエアが斜めになるほど流れが速いことも)
また、潮の流れをドロップオフが受け止める場所、潮が当たる場所はエサが豊富で、
キンギョハナダイなどハナダイの仲間やカスミチョウチョウウオなど、カラフルな魚が群れる。
フォトジェニックなワイドシーンを楽しむにはもってこいだ。

ドロップオフといえば、迫力ある地形と回遊魚というイメージだが、壁沿いは小さな生物の宝庫でもある。

岩場、砂たまり、ソフトコーラルなど、
ドロップオフは環境が豊富で、いろんな種類のマクロ生物を楽しめる。
(ドロップオフ沿いは、マクロ好きのフォト派にも人気)

ウミウチワをのぞくと格子模様のクダゴンベを発見
大物好きも、マクロ好きも、フォト派も、ただ浮いているだけが好きな人も、あらゆるダイバーの要求に応える、
ユーティリティ的な存在がドロップオフなのだ。
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Photo by Takaji Ochi

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