世界屈指のサンゴの楽園・沖縄。

ひと口にサンゴといっても世界にはおよそ800もの種類があり、そのうち、沖縄の海には200種ものサンゴが生息している。
温暖で、透明度のよい、水質良好の海にしか群生できないサンゴは、“海の元気のバロメーター”。
世界屈指の元気なサンゴが広がる沖縄は、まさに“サンゴの楽園”と呼ぶにふさわしい海なのだ。

サンゴは、大きく分けるとサンゴ礁をつくる造礁サンゴと単体で生息する非造礁サンゴの2つに分けられる。
いわゆる南国のサンゴとして頭に浮かぶ、テーブルサンゴ、枝サンゴは、造礁サンゴ。
沖縄の沿岸部や潮通しのよい外洋のリーフトップには、色鮮やかなパッキパキのサンゴ礁が広がっている。

広い意味では、“ソフトコーラル”もサンゴの仲間。こちらも種類が豊富で、カラフル。
根やドロップオフで見るシーンは、まるで花が咲き乱れるよう。

サンゴは生命のゆりかご 一般的に、透明度の高い海は、その分、栄養分も少なく生物に乏しいといわれ、逆に、濁ってはいる海は栄養分豊富で魚影が濃い。
そんなジレンマを解消し、透明度がよく、魚種魚影が豊富なのがサンゴの海なのだ。
サンゴと共生している褐虫藻は、光合成をして、生物が生きるのに必要な酸素や栄養分を生みだしている。
結果、多様な生活環境が形成され、外敵から身を守るために、あらゆる生物がサンゴに寄り添うように生きている。
サンゴ礁の海が透明度の高い水質を保ちつつも、多くの水中生物を擁し、生命力に満ちあふれているのはこのためだ。
サンゴの種類によって見られる生物も多様なので、そっと近づきのぞいてみよう。

砂地に点在するサンゴの根には、デバスズメダイなどスズメダイの仲間が群れている。ダイバーが近づくとサッとサンゴの隙間に隠れてしまう

サンゴ周辺にホバリングしつつやんわりとした群れを作るアカメハゼ。
その名の通り、目が赤い

イチモンジコバンハゼ。サンゴの隙間を好む生き物は多い

サンゴの隙間は生物の宝庫。1本ずっと動かず撮影するフォト派も……
沖縄№1の人気者・マンタもサンゴが大好き!? ダイバーの1、2を争う人気の大物といえばマンタ(和名:オニイトマキエイ)。
沖縄でいえば、その名もずばりの、石垣島「マンタスクランブル」があまりにも有名だ。
マンタのお気に入りの場所は、 “クリーニングステーション”と呼ばれる、サンゴの棲むリーフトップ。

栄養分豊富なサンゴには“クリーニングフィッシュ”と呼ばれる魚も多く生息し、
根の上でホバリングするマンタの体をついばんでキレイにしてくれるのだ。
ときに、何枚ものマンタが連なり、グルグルと根の周りを旋回する“マンタトレイン”が見られることも。

地球にとって貴重な存在・サンゴを守ろう! 生命を育み、海を浄化する働きや天然の防波堤としての役割を果たすサンゴは、海だけでなく地球にとっても貴重な存在。
地球温暖化の影響によるサンゴの白化やオニヒトデの大量発生による被害など、個人ではどうしようもないこともあるが、まずダイバーができることは、サンゴのことを知り、守る意識を持つこと。そして、絶対に、サンゴを傷つけないこと。
そのためには、ダイビング中に触らないことを心がけ、間違って、フィンで蹴ってしまったり、墜落したりして、折ってしまわないよう、しっかり中性浮力を身につけよう。
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Photo by Takaji Ochi

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